パワーの重要性とトレーニング方法

草野球においても、速いボールで三振を奪ったり、豪快なスイングでホームランを打ったりすることは魅力であり、また醍醐味ともいえます。ただ、なかなかプロのように三振を奪ったりホームランを打ったりすることは容易ではなく、特に野球は好きだけど初心者であることや、高いレベルでのプレーが出来ない人などにとっては、夢のまた夢であると感じてしまうでしょう。それらを可能にするためには、それ相応のパワーが必要になるため、いかにしてそれをトレーニングで身に付けられるかが重要となります。

実は、プロレベルでのプレーが要求されない草野球においては、ある程度のパワーを付けることにより、速い球を投げたりホームランを打ったりすることは意外と簡単です。コツとしては、がむしゃらに筋肉を付けていくのではなく、上半身と下半身双方をバランスよく鍛えることが大切です。たとえば、ウエイトによって上半身を鍛えた翌日は、上半身を休ませることも意図して、下半身を鍛えることに徹します。特に初心者においては、腕っぷしの強さだけで速い球やホームランを実現させようとしますが、それ以上に重要なのは下半身の安定感です。下半身がしっかりしていれば、ことさら力を入れなくても、ナチュラルに速い球を投げたり、鋭い打球を打つことが出来たりします。

また、トレーニングにおいては、バーベルなどを用いたウエイトも良いですが、野球の技術は実践が一番身に付くため、練習や試合によって鍛えていくことも大切です。このウエイトと実践という二つの側面からのトレーニングによって、上半身と下半身をバランスよく鍛えることができれば、野球のレベルを向上させることができるでしょう。